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インプラントとは

インプラントの概念

インプラントを日本語で言うと「人工歯根」と言います。

この名前の通り、歯が無くなってしまった顎の骨に穴を開け、人工の歯根(純チタンのインプラント)を埋め込んで、そこを土台として人工の歯をかぶせるという新しい歯科治療法の一つです。

この方式の利点は、天然の歯に近い耐久性を持ち、噛み心地も自分の歯と変わりなく、従来のブリッジのように他の健康な歯を削る必要が無いことから、部分入れ歯に抵抗感を持つ人にも受け入れられると思います。

インプラントの概念

ブローネマルクシステム

スウェーデンのブローネマルク教授による、長期間にわたる生物学的な研究により、チタンと骨の組織が一体化することが科学的に証明されました。

これらの基礎研究から外科学、補綴学まで、ハード・ソフトの両面から研究開発が積み重ねられています。このような綿密な調査・研究により、長期にわたる良好な予後が期待できる、信頼性の高いシステムが確立したのです。

Branemark system

ブローネマルクシステムのインプラント療法は、現在、30を越える国々で行われています。この40年以上の間に何百万人の患者さんが治療を受け、快適な生活を手に入れました。

1983年に初めて導入された日本では、まだ、なじみが浅いかも知れません。しかし、ブローネマルクシステムは世界各国でインプラント治療の代名詞として広く知られているのです。

インプラントと他の治療法との比較

隣接する歯を1、2本失った場合

ブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯

両隣の歯を削って、人工の歯をかぶせます。

ブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯

噛む際に、削られた歯に負担がかかり、傷みやすいです。
歯根の無い歯茎は、噛むことによる刺激が無いため、次第に痩せてしまいます。

インプラント

インプラントを埋め込み、その上に歯冠を固定します。

インプラント

健康な歯を利用しないため、自分の歯を保てます。
歯茎に噛む力がかかるので、歯茎を健康に保てます。

奥歯を含めて複数の歯を失った場合

ブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯

人工の歯を固定するために、金属のバネで健康な歯に固定します。

ブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯

金属のバネをかける健康な歯に負担がかかります。
常に違和感があります。
金属のバネが見えて、見栄えが良くありません。
金属のバネの間に食べ物が詰まりやすく、丁寧に掃除をしないと虫歯や口臭の原因となります。

インプラント

人工の歯を両隣のインプラントで支えることもできます。

インプラント

インプラントは時間の経過とともに顎の骨と結合するため、歯を支える力は健康な歯とほとんど変わりません。
単独で処置するので、健康な歯をそのまま保てます。
外観も機能も天然の歯と変わらない感覚が得られ、違和感がありません。
特別なケアの必要がありません。

全ての歯を失った場合

ブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯

人工の歯(入れ歯)を歯茎全体にかぶせます。

ブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯

入れ歯がぐらついたり、ずれたりします。
硬いものが噛めません。
入れ歯が舌を塞いで、味がわかりません。
食べ物が入れ歯と歯茎の間に挟まり、痛みます。
顎が痩せてしまったために、年老いて見えます。

インプラント

複数のインプラントを埋め込み、人工の歯を固定します。

インプラント

インプラントは顎の骨に固定されるため、ぐらつきません。
天然の歯と変わらない感覚で物を噛んだり、味わうことができます。
食べ物が挟まることがほとんどありません。
天然の歯と同様の外観を保つため、年老いて見えることはありません。

インプラント治療例紹介

全体に歯周病が進行しており、なおかつ他院での仮歯によって食事などが著しく困難な状態でした。

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インプラント手術で歯が入ったことにより、審美的・機能的に回復できました。歯周病の治療も平行して行ったので歯肉も改善してきました。

>>その他のインプラント治療実例はこちら

インプラントの長所

  • ブリッジのように両隣の歯を削ったりすることがなく、入れ歯のようにバネを周りの歯にかけることが無いので、周りの歯を傷つけません
  • 入れ歯のように奥の歯が無い場合でも、インプラントを埋入することで、入れ歯のように取り外しすることなく、その部位だけで噛むことができます(取り外しをしない完全な固定式になるため)。
  • 上下総入れ歯で、痛くて噛めないような症例でも、手術当日に数本のインプラントを埋入することで、その日のうちに完全な固定式の歯を入れることができます。これによって、手術当日から、見た目にもきれいになり、何でも噛むことができます。
    >>歯が一本も無い場合の症例はこちら
  • チタンの人工歯根を顎の骨の中に埋入するので、入れ歯と違って自分の歯と同じように何でも噛むことができます
  • 技術の進歩とともに、見た目には自分の歯と何ら遜色がありません
  • 食事をすることによってインプラントが顎の骨に力を加えるので、歯槽膿漏の悪い歯のように、顎の骨が極端に痩せるのを防ぐと言われています。
  • 術式の進歩により、比較的健康な患者さんなら、ご高齢の方でも手術が充分に可能です(当歯科医院では、90歳以上の方にも手術を行った実績があります)。

インプラントの短所

  • 普通にインプラントを埋入する手術であれば、歯を抜くのと同程度の痛みが伴います
  • 重度の糖尿病、あるいは重度の全身疾患の患者さんの場合には、インプラントの手術ができない場合があります。
  • 保険治療の適用外なので、高額な治療費がかかります
  • 症例によっては、数回の手術が必要な場合があります(極度に骨の無い、顎の骨の痩せた症例では、骨の移植手術が事前に必要となります)。